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多様性時代の個性とは/映画ドラえもん のび太と空の理想郷を親子で鑑賞した

多様性時代の個性とは/映画ドラえもん のび太と空の理想郷を親子で鑑賞した

先日、春休み映画の定番「映画ドラえもん のび太と空の理想郷」を小学生と幼稚園児の子どもたちと鑑賞してきました。

昨年は、私が小学生の頃に映画が公開された大好きな作品である「のびたの小宇宙」のリメイク版でしたが、今回は完全新作。

のび太が空に見つけた三日月型の島は、誰もがパーフェクトになれる夢のような楽園「パラダピア」だった!というお話。

脚本が「リーガルハイ」の古沢良太氏ということで期待は高まります。

夢!友情!勝利!ドラえもん映画の魅力炸裂。多様性時代の個性を考える

ネタバレになるので詳しいことは言えませんが、キレイで迫力のある映像とドラえもん、のび太たちの活躍、終盤の感動的展開に古沢脚本ならではの伏線回収と、大人も子どももしっかり楽しめる内容でした。

テーマは「人と社会の多様性」といったところでしょうか。

「多様性の重要性」が声高に叫ばれる現代において、人それぞれが持つ「個性を大切にする」というのは重要なポイントになります。

しかし、多様性を求めると同時に「こうであるべき、完璧を求めるべき」という意識が強くなると、映画で描かれたような「パーフェクト小学生」ばかりが出来上がり、没個性を生み出してしまう可能性がある。

どうしても「もっと良くしよう、がんばって改善しよう」と上昇する志向や「あれはダメ、これもダメ」という欠陥の排除のみが正義と思ってしまいますが、欠点や苦手なものも「個性」として許容する心の広さ、おおらかさこそが、必要なのかもしれません。

かつて、Mr.Childrenはこんなことを歌っていました。

「あるがままの心で生きようと願うから 人はまた傷ついていく」

【引用】名もなき詩/Mr.Children 作詞/桜井和寿

あるがままに生きるのって、大変なんですよね。

子どもたちには、とにかく何でも良いので一つ「もうめちゃくちゃ大好き!」という何かを見つけて、一生懸命それに取り組んでもらいたいと願っています。

例えそれが「まじで?」と思ってしまうくらい個性的なものだったとしても、常識というしがらみを捨て、親としてそれを応援したいです....けど。
できるかなあ、どうかなあ。

記事をかいたのはこんなヤツ

かやまなお

かやまなお。
群馬県太田市在住、2児の父。
自由気ままに生きるフリーランスクリエイターにして、太田市では稀有過ぎるフリーライター。
キャッチコピー、広告用文章、ホームページ用文章、商品ネーミング、コラム、小説、脚本など、様々な文章を執筆する仕事しながら、デザインもします。
群馬クレインサンダーズを応援中。バスケ通のふりをした未経験者。
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