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【群馬県高崎市】群馬県立歴史博物館の国宝埴輪と観音山古墳の石室見学

【群馬県高崎市】群馬県立歴史博物館の国宝埴輪と観音山古墳の石室見学

まさかまさかの3週連続古墳散歩ですよ、奥さん。
というわけで、長男の度重なる要求を受けて、「ハニ本」に掲載されている埴輪を生で鑑賞するべく高崎市の群馬県立歴史博物館へ。

博物館は「群馬の森」公園の中にあります。
とても落ち着いた雰囲気の森林が広がる公園で、デジタルデトックスには最高の環境。

博物館は「群馬の森」公園の中にあります。

群馬県立歴史博物館で国宝埴輪と出会う

第3駐車場から森の中を歩いていくと、右手におしゃれな建物が。
こちらが群馬県立歴史博物館。

こちらが群馬県立歴史博物館。

近くにある綿貫観音山古墳の出土品をはじめ、太田市の塚廻古墳郡で出土した埴輪なども展示されています。
歴史博物館なので、古墳時代以外の群馬の歴史についても様々な展示を楽しめます。

こちらが群馬県立歴史博物館。

薄暗い厳かな雰囲気の中、ライトアップされた国宝埴輪ちゃんたちがずらりと立ち並んでる様子は圧巻!

薄暗い厳かな雰囲気の中、ライトアップされた国宝埴輪ちゃんたちがずらりと立ち並んでる様子は圧巻!
ハニ本で見たことのある「スターライト埴輪」たちが、「やあ、こんにちは。いらっしゃい」と微笑んでいます。
この展示の良いところは、「埴輪の裏側」まで見られるところ。

薄暗い厳かな雰囲気の中、ライトアップされた国宝埴輪ちゃんたちがずらりと立ち並んでる様子は圧巻!
普段は、表側からの写真などしか見る機会がないので、「へえ、背中はこうなっているんだ」「おや、何か背負っているぞ」など、新たな発見があって楽しいです。

薄暗い厳かな雰囲気の中、ライトアップされた国宝埴輪ちゃんたちがずらりと立ち並んでる様子は圧巻!

展示室最後のデジタル埴輪展示室には、塚廻古墳郡の埴輪の他にも、手のアクションで動かせるデジタル映像の3D埴輪や、古墳ゲームなども置いてあり、子どもたちは随分長いこと楽しんでいました。

デジタル埴輪展示室

デジタル埴輪展示室

デジタル埴輪展示室

綿貫観音山古墳を見学。復元された石室の中に入り古代へタイムスリップ。

続いて、博物館から車で5分ほどの場所にある観音山古墳へ。
ナビを見ながら「こんなところにあるの?」と疑いつつ行ってみると、大きな道路と住宅街に挟まれた場所にありました、観音山古墳。

綿貫観音山古墳を見学。復元された石室の中に入り古代へタイムスリップ。

周囲はきれいに整備されていて、はっきりと古墳の形がわかります。
専用の駐車場もあるので安心です。

見学は自由にできますが、石室内部に入るにはガイドさんの許可が必要。
駐車場脇の詰め所にいらっしゃる担当者さんに声をかけると、古墳の説明をしてくださり、石室の鍵も開けてもらえます。
至れり尽くせりのサービスです。

綿貫観音山古墳を見学。復元された石室の中に入り古代へタイムスリップ。

見学可能時間は以下の通り。
4月~10月:午前9時~午後5時
11月~3月:午前9時~午後4時
年末年始を除いて毎日可能です(見学無料)。

綿貫観音山古墳を見学。復元された石室の中に入り古代へタイムスリップ。

観音山古墳は、長さ約100メートルの前方後円墳。
6世紀後半に造られたものだそうです。

ガイドさんによると、埴輪の下部が土に並べて埋まっていた状態で発見されたため、どの埴輪がどこにどうやって並んでいたのかが、かなり正確にわかっているそうです。

巨大な天井石が迫力満点の石室見学に興奮

綿貫観音山古墳を見学。復元された石室の中に入り古代へタイムスリップ。

石室の入り口は、179cmの私が身体を小さくかがめてやっと入れるくらいのサイズですが、中は立ち上がれるほどに広々。
石に囲まれた地中にあるからか、洞窟のようにひんやりと涼しいです。

綿貫観音山古墳を見学。復元された石室の中に入り古代へタイムスリップ。

たいていこういった石室は盗掘の被害にあっているのですが、この古墳は運良く、天井の一部が崩れていたため、盗掘被害をまぬがれたとのこと。
そのため、石室が当時のままの状態で保存され、多くの貴重な出土品が発見されたという訳です。

綿貫観音山古墳を見学。復元された石室の中に入り古代へタイムスリップ。

天井の石は何十トンあるそうですが、切り出し地域と推測される十数キロ離れた藤岡市からいったいどうやって運んだのか。
謎は深まるばかりです。

はじめての古墳石室を堪能し、次男は見事に石室の入り口で頭をぶつけ泣きべそをかき、長男は興奮のあまり「俺、ちょっと走ってくる」と古墳の周囲を3周しました。

次男はハイキングと勘違いしたのか、住宅街に向かって「ヤッホー」と叫び、地域住民の皆様にご迷惑をおかけしております。

大変申し訳ありません。

綿貫観音山古墳を見学。復元された石室の中に入り古代へタイムスリップ。

行田市のさきたま古墳公園同様、博物館と古墳を両方堪能できるオトクスポット。
古墳好きの方はぜひ、訪れてみてください。

記事をかいたのはこんなヤツ

かやまなお

かやまなお。
群馬県太田市在住、2児の父。
自由気ままに生きるフリーランスクリエイターにして、太田市では稀有過ぎるフリーライター。
キャッチコピー、広告用文章、ホームページ用文章、商品ネーミング、コラム、小説、脚本など、様々な文章を執筆する仕事しながら、デザインもします。
群馬クレインサンダーズを応援中。バスケ通のふりをした未経験者。
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